乾癬

乾癬は皮膚に赤くカサカサとした鱗屑(リンセツ)をつけた皮疹ができる病気で、頭皮や肘・膝・殿部などに多くみられます。原因ははっきり分かっていませんが、体内の免疫バランスの異常で起こると言われています。人にうつる病気ではありません。症状はアトピー性皮膚炎と同じように良くなったり悪くなったりしますので、長期的な治療が必要になります。また、乾癬性関節炎といってリウマチのように関節が痛くなったり、変形が起こる症状が出る人もいます。変形が一度起こると元に戻らないため、早期に診断し治療を始めることが大切です。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症は手足に膿を持ったぶつぶつができて治りにくい病気です。扁桃腺が腫れやすい人、虫歯がある人、喫煙する人、金属アレルギーがある人に見られやすい病気です。乾癬と同じように免疫のバランスの異常で起こると考えられており、関節痛が出る人もいます。これらの病気は外用薬を中心に行っていきますが重症の場合や日常生活に支障が出てお困りの場合は免疫を抑える内服薬や生物学的製剤と呼ばれる注射薬で症状をコントロールすることを提案させていただきます。お気軽に問い合わせください。

白斑

皮膚の色素が一部抜けて白くなってしまう白斑は、皮膚の免疫バランスの異常によって起こると考えられています。病変部に治療に有効な紫外線を当てる治療や、外用薬などのお薬を組み合わせて治療します。